インプラントに使われているチタンとはどのような素材?
2024年11月1日
こんにちは♬
インプラントは歯を失った部分に人工の歯根を埋め込み、その上に人工の歯を装着する治療方法ですが、この人工の歯根に使用されているのがチタンです。では、なぜチタンがインプラントに使われているのでしょうか?
今回は、チタンの特徴やその優れた性質について詳しく解説します🦷
〇チタンとは?
チタンは、軽量でありながら非常に強度が高い金属です。鉄やアルミニウムに比べて軽く、耐腐食性にも優れているため、工業製品や航空宇宙分野などでも広く使用されています。また、生体適合性が高いことでも知られており、人体に対して非常に安全な金属として医療分野でも重宝されています。
〇チタンがインプラントに使われる理由
・生体親和性が高い
チタンがインプラントに使用される最大の理由は、生体親和性が非常に高いことです。生体親和性とは、人体に対して拒絶反応やアレルギーを起こしにくい性質のことを指します。チタンは人体と非常に相性が良く、骨としっかりと結合することが特徴です。そのため、インプラントを埋め込んだ後に骨にしっかりと固定され、長期間にわたり安定して機能することが期待できます。
・耐腐食性が優れている
チタンは腐食に非常に強い金属です。口の中は唾液が常に存在し食事や飲み物によって酸性やアルカリ性に変化しますが、チタンはこうした環境でも劣化しにくい特徴があります。これによりインプラントが長期間にわたり機能し続けることができ、再治療のリスクを低減します。
・軽量で強度が高い
チタンは非常に軽量で、なおかつ強度が高いという特徴を持っています。インプラントは長期間にわたって咬合力に耐える必要があるため強度が求められますが、チタンはこの要件を満たしています。この軽さによって違和感なく日常生活を送ることができる点も、大きなメリットです。
〇まとめ
チタンはその生体親和性の高さや耐久性、強度の高さから、インプラント治療において最適な素材として広く使用されています。当院では最新の技術と経験豊富なスタッフがインプラント治療を担当いたします。インプラント治療にご興味のある方は、ぜひ一度ご相談ください。